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女子大4年生。5歳のころから書いている日記やメモから残しておきたい言葉を書きます。

【小説】たった一人の大親友(3)

なみが家へ帰って勉強をしていると、「ボウーン」とおじいちゃんが出てきた。

「なぁ…試してみんか?」

「何を?」

「なみの親友は誰じゃ?」

「ななとなゆよ!」

「めいちゃんは?」

「あの子はただのクラスメイトよ!」

「そうか。じゃあ説明しよう。わしは1年間前にこの世を去って天国へ行った。だが、1年経ち、旅行があってこの世に来たんじゃ。なみにも会いたかったしなぁ。友達関係も。」

「おじいちゃんはいつまでこの家に居てくれるの?」

「5日間じゃ。お前の大親友を見つけに来たんだよ。」

「大親友?大親友は、ななとなゆだって!」

「じゃあ試してみよう。あっ、時間じゃ。やり方は今から渡す紙に書いてあるから読んでおいてくれ。」

そうおじいちゃんは言って紙を置いていった。それをなみは興味本位で読んでみた。

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<友達3人を試そうキャンペーン>

親友3人を選び、亡くなった人が顔を出し、反応するか。反応したら大親友。しなかったら、大親友ではなく、ただの友達です。

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なみは、この紙を見て考えた。3人も親友がいるか。なみは、ななとなゆの2人しか親友がいないと思っていたからだ。なみの心の中には、もう「めい」という二文字はないのか…

 

 

次回へ続く